
撮影後、急に明るくなりました。ツクツクボウシも一斉に。季節の変わり目を実感する青山メモリアルパーク 8:50撮影です。
115万5千体。この数字がNHKの番組『視点・論点』から聞こえてきました。戦地に派兵され、未だ本土の土を踏まれていない戦没者の数です。
「死ななければならないハードルがあれだけ低かったのに、遺骨になって帰国するハードルがなぜこれほどまでに高いのだろうか。遺骨が無事に祖国に戻るまでは、あの大戦は終わらないのだろうと、そして多くの日本人に遺骨の存在すら忘れられているこの現状に英霊たちはなにを感じているのだろうか。」アルピニスト野口健さんのコメントより。
25年前、私はフィリピンのセブ島へ行ったことがあります。そこにも、50万体以上のご遺骨がいまだに取り残されたままです。私は、当時なにも知らず、ダイビングに明け暮れていました。
現実を知った今、私には何ができるのだろうか。≡・≡


